突然の訪問者
これは、ある日起きた実際の出来事です。
― ピンポーン ―
昼寝していると玄関チャイムが鳴りました。
事前連絡のない突然の訪問には出ないことにしています。
わたしは居留守を決め込むことにしました。
― ピンポン、ピンポン ―
何度もチャイムを鳴らして、一向に引き上げようとしません。
― しつこいな、さっさと帰れよ ―
と思っていたその時、わたしが寝ているすぐ横の襖が
― バンバンバンバン ―
と激しく叩かれる音がしました。
― 部屋に入ってきた!? ―
驚いたわたしは飛び起きて、襖を勢いよく開けました。
そこには誰もいませんでした。
玄関に行ってみると、ドアポストにメモ紙が放り込まれていました。
そこには、
― ○月○日○時○分 N○Kがお伺い致しました ―
と書かれていました。
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