• 2020年2月23日
  • 2020年6月7日

うずくまる男の子

野球部の練習中、グランドから飛び出したボールを探していたときのこと。 歩道から1段下がったところに、4歳ぐらいの男の子が頭をかかえ体を丸めるようにして、うずくまっていました。 ― ボールに当たった?車にはねられた? ― その子は、全く動こうとしません。 ― もしかしてかくれんぼ?だとしたら、声かけな […]

  • 2020年2月23日
  • 2020年6月7日

カーテンに浮かぶ影

人を感知すると自動的に点灯する感知式照明を買い、早速ベランダに取り付けました。 夜中、寝ていると突然、ベランダの感知式照明が点灯しました。 照明に照らされて、カーテンに人影が浮かび上がっています。 わたしは一瞬、心臓が止まるかというくらい驚きましたが、Tシャツを干してあることを思い出しました。 それ […]

  • 2020年2月21日
  • 2020年6月7日

すだれ越しの怪

ある夏の夕暮れ時のこと。 わたしは近所の店先で、カキ氷を食べていました。 カキ氷を食べながら、すだれ越しに表の様子を見ていると、前の通りをフラフラしながら歩く女の子に気付きました。 道路の白線の上を綱渡りしているつもりなのでしょう。 両手を広げてバランスをとりながら歩いています。 わたしがカキ氷に目 […]

  • 2020年2月21日
  • 2020年6月7日

ずっと見ていた

洋服を買いに行ったときのこと。 試着しようと商品を持って試着室に向うと、カーテンが閉まっていました。 ときどき、カーテンが不自然に揺れています。 中に先客がいるようです。 わたしがそこで待っていると、「ご試着ですか?」と店員が声をかけてきました。 「ええ」と言うわたしに、「誰もいないようですよ」と店 […]

  • 2020年2月19日
  • 2020年6月7日

やけど

夜中にトイレに行きたくなって目が覚めました。 用足しを終えて、寝床に戻ろうとすると、 ― バターン ― わたしはなぜか前のめりに倒れていました。 立ち上がろうとしますが、立ち上がれません。 足の感覚がないのです。 ― 足が痺れてる? ― 見ると、なんと足がありませんでした。 膝から下が消えてしまって […]

  • 2020年2月19日
  • 2020年6月7日

襖の向こう

小学校の林間学校でお寺に泊まったときのこと。 わたしたちは襖で仕切られた部屋で、それぞれ数人のグループに分かれて寝ていました。 当初はみんな浮かれて、わいわいはしゃいでいましたが、明け方近くになるとほとんどの人が眠りについていました。 私が寝ていると、襖の向こうからヒソヒソと話し声が聞こえてきました […]

  • 2020年2月15日
  • 2020年6月7日

何人か死ぬよ

わたしは電車の中でウトウトしていました。 突然、耳元で 「何人か死ぬよ」 と囁かれました。 ハッとして顔を上げると、数人の人が電車を降りていくところでした。 誰がわたしに囁いたのかわかりません。 聞き間違いかと思っていたこともあり、そのまま居眠りをつづけようと思いました。 しかし、どうにも胸騒ぎが止 […]

  • 2020年2月15日
  • 2020年6月7日

飛び込む音

夏休みの宿題も追い込みに入った8月のある日、学校へ忘れ物のノートを取りに行ったときのこと。 教室に入ってしばらくすると、 ― ピッ! ― ― ドボン! ― とホイッスルの音と水に飛び込む音がしました。 ― 泳ぎの練習してるんだな ― その音は一定の間隔で繰り返されました。 何の気なしに校舎から出たと […]

  • 2020年2月15日
  • 2020年6月7日

連れて来た

職場の知人の話です。 父親が体調を悪くして、寝込むことが多くなったときのこと。 「最近、墓地の横、通っとるやろ」 墓地から、何か霊的なものを連れて帰ってきているというのです。 確かに、残業で遅くなったとき、最近出来た24時間スーパーで買い物して帰る関係で、墓地の横を通ることがありました。 「そこはア […]

  • 2020年1月24日

ある雨の日の電車での出来事

わたしは学生時代、地元を離れ地方都市の大学へ通っていました。   その日は朝から、しとしと雨が降り続いていました。 わたしはアルバイトからの帰りの電車の中、座席でうとうとしていました。   突然、頭の上で 「傘は?」と声がしました。   ふと、顔を上げると、地元にいるは […]