聴くと自殺してしまうシャンソン曲「暗い日曜日」

2020年6月7日

1933年にハンガリーで発表されたシャンソン曲、「暗い日曜日」。

ハンガリー語の原題「SOMBRE DIMANCHE (ソモルー・ヴァシャールナプ)」の意味は「悲しい日曜日」で、その原題通り静かで哀愁漂う曲調のシャンソンとなっているのだが、なんとこの曲、聴くと自殺してしまう曲として都市伝説化している。

実際、ヨーロッパではこれを聴いて自殺する者が後を絶たなかった為、イギリスのBBCでは放送禁止曲に指定した事例や、この曲を作った作者とその恋人が自殺してしまうなどの出来事が起き、ヨーロッパやアメリカでは「自殺の聖歌」として知られている。

また、この曲をカバーしたサックス奏者である阿部薫は1978年に睡眠薬の多量摂取により命を失い、彼の妻も1986年に首つり自殺で亡くなった。

歌詞の内容は、恋人と別れた女性がその相手への思いを捨てきれずに過去を回想し、生きる事が辛くなり自らの命を絶つ決意をするという歌となっている。

暗い日曜日と自殺の因果関係はハッキリしてはいないが、感化されやすい者は聴かない方がいいだろう。