心霊スポット『道了堂』で体験する本物の恐怖
東京都八王子市鑓水の大塚山公園内に道了堂の跡地がある。
昔からこの地方では生糸の取引が盛んで、生糸商人たちが開港地の横浜と往復していた街道は現在「絹の道」と名付けられ、史跡保存されている。
そして街道の中継地点にあったのが道了堂と呼ばれる寺の別院なのだが、現在では一部のみが残っている跡地となっている。
この道了堂、実は1963年に老婆が強盗に襲われ死亡するという事件が起こっている
更にその十年後には立教大学教授が教え子を遺棄するという事件が起きた。
また、稲川淳二が「首なし地蔵」という道了堂の怪談話をした経緯から、心霊スポットとして
有名な地となる。
そして2015年、夏の夜。
その道了堂で肝試しに来た一人の若い男性がいた。
動画投稿サイト「ニコニコ動画」で活動しているその男性は、肝試しの様子をライブ配信していたのだが、ふと映像の左端奥に人影が現れた。
その人影は、何かを歌いながらガードレールに沿って少しずつ右に移動する。
美空ひばりや、石原裕次郎のような古い歌謡曲が、渋い老人の声で聴こえてくる。
そして、配信するカメラで姿が見えるくらいの近さまできた時、男性とリスナーはゾッとする。
なんとその老人は前ではなく、後ろ向きで歩いていたのだ。
背後を確認する素振りを一切見せず、少しずつ少しずつ後ろ歩きで進みながら道了堂の方へと消えてゆく老人。
完全に姿が見えなくなってから、男性は怖がる様子を見せた。
道了堂は他にも、地面から浮く老婆や、自分以外の足音が聞こえるなど、怪奇現象の報告は後を絶たない。
陽が暮れてからここを通る際は気を付けた方がいいだろう。
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